萬里・萬里彩園

 伊那市は名物が無いだの目玉が無いだのいろいろと言われるが、ここだけは別。名物であり、目玉であり、ウルトラスーパー個性のあるお店。メニューもそうであるが店内に所狭しとおかれた装飾品や何とかの焼酎漬けなどが異彩を放っている。

看板メニューのローメンは、いまや上伊那地方全域に存在するようになったが、その発祥の店はここ。もともと満州開拓団の一員であったご主人は、帰国後の混乱期に、安くてうまくてボリュームのある食い物は無いだろうかと考案したのが始まりだったようだ。この考え方は、今も昔もビジネスの考え方として根本として存在している。さてどんな食べ物かと言うと、一言で言えばラーメンと焼きそばの中間といったもの。お店によっては焼きそばに近い物もある。「本家」のローメンはスープローメン。全てのローメンに共通して言えることだが羊(サフォークの所もある)の肉が入っている。ただ、満州では豚しか居ないそうなので、こちらで安い肉は羊だったということらしい。そして麺は中国東北部では主食と言って良い物、ここにキャベツを加えてスープで蒸し煮すると出来上がり。もともと満州では、大鍋に豚の骨や肉等入れてスープにし、そこに野菜や麺をたっぷりと入れて食べていたようだから、しっかりとしたベースは既に存在していてそれを日本人向けにアレンジしたと言う事になるだろうか?いずれにしても原価が安く、お腹がいっぱいになってなおかつ美味しいという三拍子そろった物ができたわけだから、喜ばれた事は間違いない。もっとも嫌いな人もいる。と言うより物足りないからと言った方がよいかも知れない。そう言う方のほとんどは、焼きそばやラーメンのようにハッキリしていないのが、味として好きになれないようだ。

ところで食べ方だが、出てきた麺にお好みでソース、醤油、酢、ラー油、七味、ニンニクなどをかけてたべる。なかでもはずせないのは七味と酢である。あくまで好みであるが。 

ローメン
餃子 あやしげな・・・

この店はとにかく怪しい。その怪しさはとても楽しい怪しさなのだが、とにかく一度訪れてみて頂きたい。他のメニューも充実しているので楽しいんで欲しい。餃子やレバニラが素晴らしい。一つだけ注意してほしいことがある。いつも居るわけではないのだが、丸顔のおねーちゃんがお運びをしてくれる。この人悪気は無いのだが、ことばが投げやり。虫の居所が悪いときは少しだけ下出に注文した方が身のためかも知れない。

定休日 不定休
営業時間  平日、土曜日 午前11:30〜13:30 16:30〜21:00
      日曜日    午前11:30〜20:00